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日下部・グリフィス基金メルマガ会員の皆さま、
まず前回以降の新会員の皆さま、ご加入ありがとうございます。
グリフィスが来日したのは1870年の暮れでした。なので来る2020年の暮れに
150周年を迎えます。実は150年前の今、つまり1869年の7月には、グリフ
ィスはラトガース大学(理学科)を卒業しています。非常に優秀な成績を収めて、全
米の大学の優等生だけにその栄誉が与えられる友愛会ファイ・ベータ・カッパの会員
にも選ばれました。翌年、日下部太郎も死後に受けることになった栄誉です。これは
その頃のグリフィスの写真です。
前年の1868年からグリフィスに個人教授でラテン語を学んでいた日下部太郎
の方はというと、150年前1869年の今頃にはすでに結核を患い始めていま
した。夏休みに、ナイアガラの滝やカナダのセント・ローレンス河に行楽した後、
ニューヨーク州の湖水の地で休養しています。そこからラトガース大学があるニ
ュージャージー州ニューブランズウィックの下宿のおかみさんあてに送った自筆
の手紙が残っています。日付は1869年7月19日。日下部の肉筆の書面で唯
一現存するものです。これは福井大学附属図書館がネット上で公開していますデ
ジタルのグリフィスコレクション(https://www.flib.u-fukui.ac.jp/elib/griffis-m/)からの
画像です。ちょっと読んでみてください。なかなかしっかりした英語です!
なお同図書館では、このデジタルコレクションも活用したグリフィスを顕彰する
大学生小論文コンクールを実施します(当基金が助成)。テーマは「グリフィス
の福井」です。募集のため完成したばかりのチラシを皆さんにお送りします。募
集要項の詳細はこのチラシ下方のQRコードからご覧いただけます。
最優秀賞は米国ラトガース大学への旅行です!大学生の皆様のご参加をお待ちし
ています!
理事長 細谷龍平
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