シンポジウム

2021年は、福井藩の日下部太郎と米国ラトガース大学で親交のあったウィリアム・E・グリフィスが同藩の招きで来福してから150周年に当たります。グリフィスは福井と東京で我が国教育の近代化に尽くしたほか、帰米した後の精力的な言論執筆活動を通じて当時の世界の対日理解の増進に大きな足跡を残しました。

特に彼の代表作「皇国」(原題Mikado’s Empire)は、明治・大正を通じて世界が日本を理解する最大の拠り所となりました。グリフィスはまた、福井に見出した伝統的な日本の文化風土と人情に生涯深い理解と敬愛の情を抱き続けました。

福井大学は、この歴史的な縁から初めて学術交流協定を結んだ海外の大学であるラトガース大学と最近さらに交流を深めています。この150周年の節目に、福井大学と日下部・グリフィス学術・文化交流基金との共催により、ラトガース大学の関係者とわが国の専門家を招いて、本シンポジウムを日米同時ライブのオンラインで開催します。

次のような問いを含めて、参加者の皆さんと一緒に考える機会にしたいと思います。

―グリフィスが福井藩からの招待を初め辞退した理由は何だったか。なぜ受ける決断をしたか。
―福井に滞在した11ヶ月間、グリフィスにとっての重要な出来事は何だったか。
―グリフィスの福井は、彼にとり、福井にとり、また福井を超えて、いかなる意味を持ったか。

シンポジウムの冒頭で、基金の委託により福井放送が制作したテレビ番組「福井を愛した男・グリフィス」(サマリー版)を上映します。

皆さま奮ってのご参加をお待ちしています!

1.日時

2021年1月9日(土)9:00―12:30(日本時間)
(米国東部時間:1月8日(金) 19:00―22:30)

2.開催形式

Zoomウェビナー(日英・英日の逐次通訳付き)
(12月15日からここに参加登録のためのURLを掲載します)

3.主催

福井大学および公益財団法人日下部・グリフィス学術・文化交流基金

Fernanda Perrone氏

加来耕三氏

角鹿尚計氏

4.プログラムと参加者

9:00 開会 上田孝典福井大学学長挨拶
9:20 テレビ番組上映
9:40 Fernanda Perrone氏(ラトガース大学図書館グリフィスコレクション主任学芸員)による講演
10:40 加来耕三氏(作家・歴史家)によるコメント
11:10 角鹿尚計氏(福井市立郷土歴史博物館館長)によるコメント
11:40 パネル討議と質疑
12:30 閉会